2014年1月8日水曜日

大学院生への講義

先日、私が非常勤講師をしている日本歯科大学大学院で講義をしてきました。
 
歯学部の場合、6年間の大学課程の後、国家試験を経て歯科医師になりますが、
その後さらに専門分野を探求したい学生は4年間の大学院過程があり、博士号を取得します。
 
私も22年前に大学院を修了しました。
大学院では4年間大学病院での臨床と同時に博士論文を書き上げます。
私は"ラット(ねずみ)の咬み合せを変えることによる顎関節への影響"を組織学的に検討した
論文を学位論文としました。当時はひとり実験室に閉じこもり、顕微鏡とにらめっ子をしていり、
"この実験を失敗したらヤバイ!"とか切羽詰まっていた暗い?過去を思い出します。
 
 
あれから20年以上経過し、毎日患者さん達と向き会っていますが、
今を支えているのは"あの当時の私"かもしれません。
 
 
さて、大学院生達は私の話しを聞いて何を感じ取ってくれたでしょうか?